実習レポートの書き方がわからない・・・
実習でレポートは必須ですよね!でも、ほとんど書いたことないので書けないのは当たり前です。
今回は、実習の書き方の基本の「き」をお伝えします。
リハビリ学生が最も苦労するもの・・・
レポートでしょう。
ここでのレポートは症例レポートを指します。
私も、このレポートに苦しみました(涙)
そこで今回は、学生さん必見!
良いレポートのポイントをまとめてみました!
基本
まずは、レポートの課題が出た際に、バイザーに下記の項目は確認する。
1.期限
2.枚数制限(枚数が多いことを良しする、逆に少なくまとめていたことを良しとする場合がある)
3.フォントサイズ(小さくて見にくい!老人には見えない!なんていう人もいます)
4.ICFなのかICIDHなのか
5.オリジナル規定の有無(独自のルールがあるとこもある)
これらを始めに確認しておくと、スムーズにレポートへ移れます。
患者像をしっかり捉える
おそらく、はじめに患者情報は社会背景などを書くと思います。恐らく、記入する内容はどこも変わらないだろうし、書式があるので、それを埋める作業になるでしょう。
となると、ここで大事なのが、カルテからはとれない情報をしっかりとれているか?ということ。それは趣味だったり、屋内状況などでしょう。本人や家族としっかりコミュニケーションをとらないと得る事ができない情報になります。すなわち、学生の能力が試されるところなのです。しっかりと情報を引き出していれば、バイザーも知らない情報などもあり関心されるでしょう。
評価は必要最小限に
障害や病気により評価項目は多岐にわたります。もちろん、学生なのでいろいろな評価を試すことはいいでしょう。しかし、レポートに記載するのは必要最小限、要するに問題となるところだけにしましょう。
評価項目に信憑性がないものや、評価環境・状況が悪かったならばそのことを※印を使って別途記載しておくとよいでしょう。
そして、評価数値は絶対に誤魔化さない!意外と誤魔化して、レポートが書き易いようにしたり、評価ミスでないように裏工作する人もいますが、、、バレます。バレた際は、大きな減点になりますので、正直に記載し間違ったほうが、学生らしくていいです。
問題点抽出は評価した項目から
問題点は、必ず、必ず、必ず、評価・検査した内容から抽出しましょう。
当たり前に感じるかもしれませんが、意外と多いんです。評価していない(記載)のに、問題点にあがっていること。
「この問題点はどこの評価からわかるの?」なんてことはほんとによくあります。
なので、問題点を抽出したら、どの評価項目から上がっているか確認しましょう。
そうすると、逆に評価不足に気付くこともあるかもしれません。
経過
これは、バイザーによっては記載しなくていいかもしれませんが、経過が長い例や、変化がある症例は経過を載せるととても見やすくなります。
経過の載せ方は、様々ですが、もっともいいのは「数値化」です。そしてその数値をグラフにするととても見やすくなります。
何の経過を載せるの?と思うかもしれませんが、これは何に注目したか?何に努力したのか?何が変化したのか?で記載内容はかわるでしょう。
例えば、運動回数が徐々に上げたことに伴い、活動性が上がった・・・なんてグラフで見えたら、自身も嬉しいでしょう?
他にも、可動域でも、疼痛でも、検査データでも、歩数でも上げればたくさんあります。
考察
難関ですね。これはバイザーの趣旨と異なるだけで訂正を余儀なくされます。バイザーと考えが違ったり、合わないと、レポートが全く進みません。
すなわち、バイザーの意図をどのように解くかが鍵なのです。
その意図は、バイザーとの会話やフィードバックから得るしかないでしょう。
それで、考察は②~⑤をまとめて自分の考えを述べる項目です。
なぜこの問題がでたのか?
問題点を解決する方法は?
目標設定をあげた理由は?
治療効果はあったのか?
課題・修正点はなかったのか?
今後の方針は?
を述べて聞きましょう。もちろん、これに個人の考えは大事ですが、そこに文献を引用することで、考察の信憑性があがります。
考察で多くみられる間違いが、「結果」を載せいているだけのものです。結果なんて②~⑤をみればだれでも分かります。そこへの考え、プロセスが知りたいのです。
最後に
たまに、謝辞を載せている人もいますが、、、、、いりません。
それを載せるくらいなら引用、参考文献を載せて下さい。
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